世と内界

エントリー参加者名:NEWBONE
作品タイトル: 「世と内界(せとないかい)」
PRコメント:私は害獣として駆除された鹿の頭骸骨を使用して作品を制作しています。アートに昇華して、次は大切にされる存在になって欲しいからです。それが鹿にとっての供養になればと思っています。
今回の作品では、その鹿の頭蓋骨に金銀紙を丸く型ぬいたものを鱗のように貼り付けた作品です。小さい丸の一つ一つは、国や人の「世=今の(外の)世界」と「内界=自分の内面の世界」を表しています。それが鱗状に重なることで、世と内界は繋がっている(継承されている)ことを意味しています。また、様々な質感や色の和紙は多様性を表現しています。片方は人々の多様な「生」を、片方は「死」をありのままに残しています。
廃棄される予定だった広島産の鹿の頭に、広島の箔会社の金銀紙の端材を使用したSDGsにも対応した作品となっています。
出身都道府県:広島

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